人生セルフ人体実験

何をするにしても自分で試すのが一番

「陸酔い」になった話

飛行機酔いだとか船酔いだとかってのはよく聞くが、「陸酔い」というものがあるらしい(私も今回初めて知った)。
で、4月の自転車チャレンジでフェリーに乗ったときに、どうもそれにやられてしまったようなので、その記録。

陸酔い is 何

乗り物酔いというと、乗り物に乗っている間の揺れによって三半規管がやられるなどして気持ち悪くなり、挙句リバースるというやつだが、 陸酔いは完全に逆で、「揺れる乗り物から降りた後も揺れているように感じ続けてしまう」状態になる。
(「揺れている状態」が続く環境下に長くいることで、体がそっちに最適化されるのだと思う) 通常は数日~1週間程度で収まるものの、更に酷くなったり長引いたりすると「下船病」なんていう病名がつくこともあるらしいが、今回は陸酔いとして扱う。

陸酔いになった原因

間違いなく、苫小牧から大洗まで長時間フェリーに揺られたせいだと思われる。
これは船旅に慣れていない人でも、仕事とかで頻繁に中長期の航海に出ている人でも、あまり関係なくなるときはなるらしい。

時系列と症状

フェリーに乗っていたのが、4月22日の18時頃~23日の14時頃。
その後、自転車と電車を使って、8時間弱くらい移動。
翌朝、特別なことはなくいつも通りに過ごしていると、座っていても立っていても、なんとなく目眩がするような状態に。
吐き気がするとかそういうことは無く、ただただ世界が水の上で揺られているような感じ。
お陰で頭を使った作業をしようとしても、揺れている感覚ばかりが気になって、集中が続かない困った状態になってしまった。
ちなみに、電車に乗っている間は全く問題がなかった。錯覚の揺れと実際の揺れが相殺されて、ちょうどいい塩梅になっていたのかもしれない。 しかも、すぐ治るだろうと楽観視していたら、私の場合は徐々に良くはなりつつもなんと2週間程度悩まされる羽目に。
「下船病」として医者に掛かっている人には、それこそ年単位で続いているという記事を見つけてしまったこともあり、もしかするとこれはまずいのでは? などと危機感を覚え始めたあたりで治ったから良かったのだけど。

今後船旅は…

単にたまたま運が悪かったのか、あるいは子供の頃から乗り物酔いしやすい体質(今はだいぶ克服した)だったのが関係しているのか、そのへんは不明だが、事実こういうことになってしまったので、今後また船内で1泊以上するような航海をしたいか…と聞かれると、さすがにちょっと尻込みしてしまう。
船はどちらかといえば大きくゆっくりとした揺れなので、単純に慣れの問題だったのかも、とも思うが。
こんなこともありましたよ、という感じで、これから初めて船旅をする方向けの参考にでもなれば。