人生セルフ人体実験

何をするにしても自分で試すのが一番

札幌~東京を自転車で(だいぶワープしながら)自走してみた(その3、フェリー後編~大洗町内)

札幌~東京のインチキ自走シリーズの第3回。
今回はフェリーの続きで、朝になってから大洗港に降りるあたりまで。

(その1)札幌~苫小牧
(その2)苫小牧~大洗(1)
(その3)苫小牧~大洗(2)←いまここ
(その4)大洗~東京

船上で朝を迎える

日付が変わって4月23日。
人生で初めて、船の上で朝を迎えました。
昨夜は夜10時頃に寝てしまったにもかかわらず、起きたら朝9時。11時間睡眠。
個室内のテレビで現在位置を確認すると、どうやら宮城県福島県あたりの沖合を航行中らしい。
簡単に身支度をしてから後部デッキに出てみると、こんな場所が。

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すごい遠いけどたぶん福島第一原発
結構ふつうに見えるくらいの距離(あとで調べたら沖合20kmくらいだった)で航行できるんだなぁ、というのが純粋な感想でした。
そりゃまあ、陸上の警戒区域もどんどん狭くなってるわけですし、海の上なら特に問題ないわけですよね。
その後はベッドに戻り、前日に買ってあったパンを食べたんですが、ちょっと船体の揺れが大きくなってきたような感じに。
狭いベッドにいると、外が見えないのもあるせいか結構酔いそうな気配がしてきたので、もう一度ロビーに出て景色を眺めてました。

レストランでランチ

さて、お昼頃になると船内にレストランでの昼食の案内放送が流れました。
この昼食は一食500円で、まあ昼食というにはいささか物足りないというか、商船三井フェリーの公式サイトでも「軽食」と紹介されているんですが、
夜も昼もコンビニ飯で済ませた手前、せっかくだからレストランの中を覗いてみよう、ということで行ってみました。
メニューはカレーライスか炸醤麺から一つ選び(先着順で無くなり次第終了)、それにスープがついてきます。
私はカレーは脂っこくて胃もたれしそうだし万一酔って吐いたら最悪なので炸醤麺を選択。

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どうあがいても軽食
これは…うん…軽食です…。
おまけに窓際の席はいっぱいで仕方なく内側のテーブルへ。
さっさと食べて、そそくさと寝床に退散しました。

接岸、そして大洗上陸

ベッドに戻って現在位置を再度確認すると、もう茨城県沖に入っているようだったので、そろそろ下船の準備を始めます。
まずは自転車装備に着替えて、船内で使った荷物をリュックに…あれ? 入らんぞ…?
荷物が増えているはずはないのにおかしい、何故だ…と思っていたら、水のペットボトルが1本余計に入ってたのを忘れてました。
残り少なかったので飲み干してゴミ箱へ。荷造りも無事完了。
そうしているうちに到着予定時刻に近づき、そろそろ見えてきたかなー? と思って、荷物をまとめてロビーへ出ると。

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既にこんな状態
もう接岸間近じゃないですかー! 入港シーンを完全に見逃しました。
そうこうしているうちに下船の案内が始まりましたが、一般車で最初に乗り込んだ自転車は降りるときは逆に一番最後みたいです。なのでしばし待機。
15分ほど待ち、乗船時に通った階段…とは別の、船首側に近い階段から行ったほうがいいよと乗務員さんが教えてくれたのでそっちを降りたんですが、これがまた内装が鉄骨そのままに白塗装っていうTHE・業務用って感じで大変よろしい。こういうのがいいんだよ
約21時間ぶりに対面した愛車は全体的に湿っていましたが、特にダメージを受けた箇所はなく無事海を越えました。乗組員の皆さんありがとう。
外しておいたライトとかサイコンとかを取り付けて、いざ大洗へ――上陸!
せっかくなので上陸シーンは動画で撮影できたらな~とか思ったんですが、アクションカメラなんてハイカラなものは持ち合わせていませんでした。

大洗駅まで行ってみる

さて、なんとか大洗まで来れたところで、ひとつ気になっていたことがありました。
言うまでもなくガルパンの件です。
せっかく聖地に足を踏み入れたので、ゆっくり観光する時間は無いにしても大洗駅前くらいは行ってみようかな? と思い、ちょっと遠回りにはなりますがまずはそちらへ向かいます。
こんなところを横目に。

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大洗マリンタワー
で、大洗町内を走っていると、そこら中にガルパンの幟が出ていて。
ほんとになんでもない普通のお店とか、あるいは民家っぽい建物の前にもあって、ただ走るだけでも結構楽しいです。
そんな感じで15分くらい走って、大洗駅に到着。
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ここにもガルパン
大洗女子制服Ver.と、その左は鹿島臨海鉄道の制服Ver.と思われるあんこうチームの面々の顔出し看板が。
本当に町を挙げて応援しているし、大洗に支えられてこそのガルパンがあるんだなぁと、実際に見て改めて実感しました。
いつか一度は感謝の気持ちを込めて大洗に遊びに行こう。ガルパンはいいぞ

この先は?

第3回はここでおしまい。
この後はまず水戸駅まで自走した後、電車ワープでいよいよ首都圏へ入ります。
初めての輪行は上手くいくのか?
都内の迷路みたいな道を無事通り抜けることは出来るのか?
お楽しみに。