人生セルフ人体実験

何をするにしても自分で試すのが一番

新型コロナウイルス療養日記

お久しぶりです。
お久しぶりの日記がこんなんです。
例のアレが流行り始めてもうすぐ4年になろうとしていますが、ついに私もその餌食になってしまいました。
もう今更感が凄いですけども、今後初めて感染して療養する方もいらっしゃるでしょうし、参考までに私の療養記録を置いておきます。

感染前

12月13日に、所用のために新千歳から羽田へ飛行機で飛びました。
もちろんマスク着用や要所要所での手指消毒は徹底し、13日夜に東京の知人と食事をした際も口に物を入れる時だけマスクをずらすなど感染対策にぬかりはなし。
2泊3日の予定を終え、15日の夜に羽田から新千歳へ戻る便に搭乗し……。

発症

その機内。
離陸から20~30分程した頃、にわかに喉に痛みが出始めます。
新千歳に着陸し、JRで札幌駅まで移動する間も、首・肩・背中を中心とする体のだるさがあり。
この時は、「機内は乾燥してるし、久しぶりの遠出の疲労もあって喉がやられて、体の凝りも来てるのかな~」くらいに思っていました。
その後自宅に戻り、若干お腹を下した感じがありながらも、そのまま就寝。
翌日も用事があったので普通に外出して活動していたのですが。
夕食を摂った直後、どうにも倦怠感が増してきたので、体温を測定したら……。
38.1℃。

あ、これやったわ。

ここでコロナ感染を初めて疑いました。
すぐに何が出来るかをネットで調べたところ、札幌市が自主管理策として一部の薬局と協力し抗原検査キットを無料配布しているのを発見。
詳しく見ると、比較的近所にある薬局が平日夜まで近隣への当日中のキット配達を行っていることを知ります。
早速電話したところ、当日中にキットを自宅まで届けてくれるとの回答を得ます。非常にありがたい。
実際に1時間ほどでキットを届けていただいた(ちなみに届けてもらったときは下痢をしてトイレの中にいました)のですが、
抗原検査キットでは「発熱から半日~1日程度経たないと陽性反応が出ないことがある」とのことで、その日はそのまま休むことにしました。
と、その前に前日の帰札から発熱までの間に屋内で私が行動したエリアを、だるさに耐えながらアルコールで徹底消毒(結果的に意味はなかったんですけど)。
しかし、夜間に最高で38.7℃まで熱が上がり、前述の喉の痛み、肩・首・背中の痛みに加え、全身の寒気、右手指先の異常な冷えに襲われ(使い捨てカイロでなんとか温めていました)、とても休めたものではなく……。

陽性

翌朝。
何故か既にコロナ感染者扱いとなった夢を見て目が覚めました。
時間は5:30、そして汗だく。
この時はどうしようもない倦怠感があったので、そのまま二度寝しました。
そして、8:15に起床し、いざ抗原検査キットで測定実施。
15分経過。

はい。

陽性者登録センターで手続き

無事陽性判定が出たので、とりあえず札幌市の陽性者登録センターで感染した旨を報告。
これは流れに従ってフォームに入力していけば難なくできました。
で、送信から6時間程度経った15時少し前に、陽性判定のお墨付きをいただきました(嬉しくない)。

隔離療養生活(発症2日目)

ここから本格的に隔離療養生活がスタートしました。
喉の痛みが出た12/15を発症日(0日目)とし、12/22までの7日間が隔離期間となります。
陽性判定が出た12/17の朝の体温は37.5℃。
昼頃には37.1℃とやや落ち着き、寒気も軽くなりましたが、何分喉がとんでもなく痛い。
固形物なんぞ食べられたものではありません。
14:45頃には、再度体温が38.4℃まで上昇します。
その後、とりあえず喉の痛みを低減する風邪薬を服用し、プリンとゼリードリンクを摂取。
夕方には近所に住む友人がプリンとスポーツドリンクを差し入れてくれました。
ありがとう。この恩はいつか返す。
夕飯は相変わらずのプリンと、蒸した鶏胸肉を細かく裂いたもの(味付けなし)。
鶏肉はよーく噛めばなんとか食べられました。
塩コショウなんてしようものなら喉が爆発していたでしょう。
それからは寝たり起きたりで、寝ると汗だくになるので、その都度水分補給。
おまけに起きた直後は喉の乾燥が酷く、更には鼻水も出始め、仰向けで寝ているとそれが喉に落ちてきて痰が絡む悪循環に陥るなど散々な夜を過ごす羽目になりましたとさ。

12/18(発症3日目)

5:15頃、喉の痛みと鼻詰まりで目が覚めました。
最悪の目覚めです。
体温は38.1℃、相変わらず寒気もあります。
そのまま昼までは、寝たり起きたりの繰り返し。
お昼はプリンにも飽きたので、そうめんを茹でてもらい、ただしめんつゆは喉に刺激が来そうなので、ごま油をかけて混ぜたものを食べてみました。
これは意外といけた。
15:30頃、風邪薬の効果か、体温は36.4℃まで低下。
しかし喉の痛みは相変わらずです。
夕食はおかゆにごま油をかけたものと、少量のもやし、カリフラワー、それにプリン。
もやしとカリフラワーは飲み込む時に若干喉に引っ掛かって痛みがありました。
プリンはマジで神の食物。
食後の体温は36.7℃。
試しに体重を量ってみたところ、発症2日で2kg減っていました。そりゃ減るわ。

12/19(発症4日目)

5:15の体温は37.0℃、
喉の痛みと鼻詰まりは相変わらず。
スポドリも喉にしみるレベル。
そして、この頃から左の鼻に副鼻腔炎を起こしたような痛みが出始めます。
ちょうど自宅に鼻炎・鼻風邪用の薬があったので、薬はそれに切り替えました。
10:10頃、体温は再び37.7℃まで上昇。
お昼はおかゆに鮭ふりかけを混ぜたものを食べましたが、この程度なら平気に。
みかんも試しに食べてみたところ、これは喉に来る。
そして、恐れていた事態が起きてしまいました。
昼過ぎに同居している祖父が発熱。
16日の夜に一緒に夕食を摂っていたので、十中八九移ったでしょう、これは。
その日の夜もおかゆ、鶏肉、豆腐に少量の野菜。
体温は37.5℃。
21:30過ぎに祖父の様子がおかしくなり、既に感染している私が接近して体温を測ると39.0℃。
全身の震えが止まらない状態だったので救急車を呼び、そのまま搬送されていきました……。
私は大変な罪悪感に苛まれながら夜を明かすことに。

12/20(発症5日目)

朝の体温は36.5℃。
昼はおかゆ
その後、某病院から電話があり、祖父は午前中に入院待機センターからコロナ病棟のある病院に転院したとのこと。
とりあえず容体は安定しているようで一安心でした。
夕食は相変わらずのおかゆ、鶏肉、豆腐にミニトマト
食後の体温は36.3℃。
そしてその夜、前日に祖父の咳を思いっきり浴びていた母も発熱し発症の気配……。

12/21(発症6日目)

朝、母の体温が38℃を超えたらしく、この時点でほぼ発症が確定。
私は体温36.4℃で、鼻水が出る、少し動くと咳が出る以外はほぼ快復。
昼はお茶漬けと蒸した鶏肉。脱おかゆです!
多少ですが仕事も出来ました。
昼過ぎに検査キットで測定したところ、母も陽性が判明。
これにて一家全滅と相成りました。やったね(やってない)。
母もダウンしてしまったので、症状のピークを越えた私がなんとか色々とやらなければならないことに。
夕方の私の体温は36.5℃。
幸い母は喉の痛みが出なかったので、ある程度食べられそうなものを用意して、あとは寝ていました。
私の夕食はお茶漬け、鶏肉、トマト、豆腐。
19時の体温は36.1℃でした。

12/22(発症7日目)

この日が私の療養最終日。
咳が出て痰が絡み、鼻水が出る以外はほぼ平常。
昼はまたお茶漬けで済ませ、午後は仕事をしました。
夕方の体温は36.5℃。
冬至だったので、夕食はかぼちゃ汁粉、サラダチキン、ボイルしたカリフラワー、トマト。
母は前述の通り喉の痛みが無いので、ある程度普通に食事は摂っていました。
寝る前の体温は36.8℃。

12/23(療養解除日)

朝の体温は36.4℃。
多少の症状は残っていますが、今日から活動再開です。
この日は通院の予定があったので街に出ましたが……。
少し歩くだけで疲れるし、階段を上ると息が上がる……。
1週間引きこもっていた影響は思っていたよりも大きかったようです。

その後

この記事を書いている時点で療養解除から4日経っていますが、未だに咳は出ますし、少し動くと息苦しさがあります。
ただ、巷で言われているような、味覚・嗅覚障害であったり、強い後遺症であったりが出なかったのは幸いでした。
結局、東京行き前後で接触があった方々と答え合わせをしていったところ、
おそらく「新千歳→羽田の機内」もしくは、「羽田→東京都心部の電車内」
でウイルスをもらった可能性が高い、という結論に達しました。
友人からも映画館で黙って映画を見ていただけで感染したと聞いていましたし、いくら機内の換気が機能しているとはいえ、貰う時は貰ってしまう、ということでしょうね。
京急の電車は向かいの座席にノーマスクの家族連れが座っていましたし……。
それよりも何よりも、常日頃から感染対策を徹底していたつもりが、自分が震源地になって家族全員を巻き込んでしまったことが一番ショックでした。
母から「こればっかりはしょうがない」と言ってもらえたのは救いでしたが。
ちょうど3回目のワクチン接種から約半年経ち、抗体価が落ちていた時期というのもあったでしょうか。
なんにせよ、二度とこんな目には遭いたくないですね……インフルエンザとは格が違う。

そんなわけで、年末のコロナ療養日記でした。
くれぐれも皆様もお気を付けくださいませ……。
万一感染してしまった方がいらっしゃいましたら、この記事が少しでも療養生活のお役に立てば幸いです。