人生セルフ人体実験

何をするにしても自分で試すのが一番

鬱の再発と現在の状態についてのメモ

約3年前に鬱病発症→退職して1年半前に一度寛解→再就職するも1年経って再発、という流れでメンヘラっぷりを発揮してきた私ですが、幸いにも4月から段階的にではありますが仕事に復帰しております。
初回の発症はさておき、再発からの経過の中で、どのへんで既におかしくなってたとか、何が良かったか、逆に悪影響だったかとかを、自分用の備忘録も兼ねてメモっておこうと思いました。

再発する前

これはまたダメだと思い、心療内科に駆け込んだのは2019年の8月だったのですが、それ以前にもいくつか影響があった、また再発の兆候だったのではと捉えられる事象がありました。
ひとつは、5月に西武ドームで開催されたバンドリのライブ(ポピパVSサイサイの対バン)に参戦したのですが、それより前に言ったRASのライブに比べて楽しめた度合がかなり低かったこと。
ライブなのにアガってこない。周りのヒートアップにも付いていけず、ただ疲れていくだけ。
あの日は単にちょっと体調が悪いだけかな、と思っていたのですが、もしかしたら既に再発しかけていたのかもしれません。
プログラマーに転職して、慣れない仕事を手探りでやっていた時期でしたし。

もうひとつは既にどこかでちょっと触れた気もしますが、祖母が難病に罹り入院したこと。
そのせいで6月頭~7月中旬まで実家に戻っていました。
(たまたまリモートワーク体制の仕事だったので、社長の好意で戻れたのですが)
底抜けに元気だった祖母がああも弱るとは…という状況を目の当たりにした、というのももちろんありますが、
東京に出てきた矢先の出来事で、
せっかく一人暮らし始められたのに…とか、逆にこのタイミングで実家を離れたのはまずかったんじゃないかな…とか、
利己的な感情、申し訳ない感情、いろいろ抱いていました。
それで、7月中旬に東京に戻った後、精神的・肉体的な疲労が一気に出たのではないかと推測しています。

再発してから休職するまで

最初にかかったクリニックは、近所の駅前にあるところだったんですが、正直合いませんでした。
本院から医師が交代で派遣されて診察する方式上、主治医が固定されず、どうしてもその日の様子を聞いて薬を増やす、という方向に行きがちで、
地元にいたときに通っていたクリニックのような、対話と投薬を組み合わせて寛解を目指すやり方に慣れていた私にとっては違和感が強かった感じです。
それで、そんな状態でお盆明けから現場が変わり、客先常駐になったのですが、
これがまた運悪く、事前に聞いていた話と全然違う仕事を割り振られ、ずーっと調べものとドキュメント作りをやることになり。
9月に入ってからは睡眠も食事も満足に取れず、ゼリードリンクですら吐いてしまうので、薬マシマシ(レキソタンを1日の上限近くまで飲んでた)、栄養ドリンク+魔剤マシマシ、みたいな状態になってしまい、これはもうアカンと社長に相談の上、急遽9月いっぱいで現場を引き上げ、10月から休職することになりました。

休職中~復職まで

10月からはクリニックも変え、こちらは比較的いい感じで治療を進めてもらえた感じだったので、今でも通っています(ちょっと遠いけど)。
しかし、初回発症時は退職して治療に専念したのと違い、今回は会社に籍を置きながら休むという状態。
社長は会社や仕事のことは気にしなくていいからとにかくまずは良くなるまで休んでくれ、と言ってくれましたが、やはり申し訳なさはあるものです。
そのせいか、休職初期~中期は良くなる気がしない…という日々で、特に12月下旬~1月下旬くらいの約1ヶ月は食事もろくに取らず1日12~14時間は寝ているという酷い有様でした。

状況が変わってきたのは2月中旬くらい。
この頃になると、ちょっとずつ何かをしてみる活力がある日が増えてきました。
それで例えば少し長めに散歩をしてみたり、自転車に乗ってみたり。
スパイスカレーを作り始めたのもこの頃でしたかね。
まあ、1日何かやると1日ダウンする、という具合でもあったんですが、進歩が見られた時期でした。

3月下旬頃にはかなり色々できるようにはなっていましたが、少し頑張るとすぐ疲れる、というのも相変わらず。
それでも一時期に比べたら相当良くなってます(投薬は続けてますけども)。
で、社長から仕事復帰の話をもらったのが4月上旬のこと。
無理せずリモートで、かつ体調と相談しながらでいい、というありがたい条件をいただいたので、いつまでも雀の涙レベルの傷病手当金+親からの借金で生活を続けるわけにもいかないので、復職を決めました。
いい会社、いい縁に恵まれたと思います。

メンタル良化の要因について

具合が悪いときは素直に休んだ

やっぱり一番はこれかなぁと思います。
色々思うところもあったんですが、そこはもう割り切って、できる範囲でやりたいことだけやって、あとは休む、というのを根気良く続ける。これ。
それがなかなか難しい、ってのもありますけどね。
もう少し早くそういう考えを実行できていたら、復職もちょっと早くなったのかな、と思ったり思わなかったり。
でも、「無理しない」というのも大事なので、それらを総合してこの時期になったのだろうと考えることにします。

誰かと話す

これも余裕があるときですが、私にとっては良かったのかなと思います。
対面でもボイチャでも文字チャットでもいいんですが、コミュニケーションを取りたい相手と取ることがいい影響を与えてくれていたなぁ、と。

もうひとつ

それと、ひとつある事がそこそこうまく進んだというのは結構大きな影響があると思うのですが、それについてはまた追々。

メンタルが悪化する要因

しかし、やはりまだ投薬は継続中で、寛解もしていない状態なので、一気にメンタルが沈むリスクもあります。
悪化要因としては、例えばこんなのが。

調子が悪い日に無理矢理動く

言うまでもないですね。ろくに成果も上がりませんし、ほぼ間違いなく翌日ダウンします。

遠出する

電車に乗って池袋とか新宿なんかまで出かけると、だいぶ体力精神力両方が削られます。
なので通院はちょっと一大イベントだったり。

過去の傷を抉られる

いままでの人生で(自己責任もありますが)色々とトラウマを作ってきた私ですが、 特定のジャンルのニュースを見る、嫌な夢を見る、昔のことを思い出してしまう(したくないのに!)、特定の海外メーカーの車を見る、等々…。
そういうのがあるたびに、じわじわと、また時にはクリティカルヒットでメンタルがやられます。
こればっかりはもうどうしようもないので、最近はメンタルコントロール的な手法を学習して、いかにそのへん楽に生きるか、というのを身に着ける方向に転換しておりますが。

そんなわけで

休職中は「マジでいつまでかかるんだこれ…」と後ろ向きになることも多かったんですが、半年ちょっとで仮復帰みたいな感じになれたのは、ひとえに周囲の方々のお陰というのが一番でしょうけども、「自分に素直になった」というのも大きかったのではないかと思います。
っても、メンタルを病むようなタイプの人にとって、自分に素直になるってすごく難しいんですよね…。
私もそうだからわかりますけど。
なのでまあ、仮にまた悪化(まだ寛解してないので再々発じゃない)したとしてもしゃーないや、くらいの気持ちで構えていようと今は思えています。

以上、鬱が再発してから現在までのメモでした。
誰かひとりでも助けになりましたら。