スパイスカレーにおいて長ネギはたまねぎの代替たり得るのか
この間、近所の業務スーパーに行ったら、長ネギいっぱいの束が100円で売ってたので、ついうっかり買ってしまったんですよ。
でも帰宅して冷静に考えてみたら、こんなにネギ買ってどうするんだと。
炒飯何回分だよと。
ただ焼いて食べるのも趣が無いし、そこでポルナレフはひらめきました。
「ネギなんだから玉ねぎの代わりにこれでカレー作っても美味しいんじゃね?」
①ハンサムのポルナレフは突如うまいことネギでカレーを作る方法をひらめく
②他の具材がいい感じに味を助けてくれる
③美味くならない。現実は非常である。
一応軽く検索してみると、他にもやっている方はいらっしゃいましたが、やはりここは自分で実験してみなくては。
果たしてこの挑戦はどうなるのか。
とりあえず作ってみる
まずはなんとなくたまねぎを長ネギを置き換えただけのレシピで作ってみることに。
材料
・長ネギ 適量みじん切り
・鶏むね肉 1枚
・カットトマト 200g(1/2缶)
・ヨーグルト 1カップ
スパイス
・カルダモン(パウダー) 小1/3
・クミン(パウダー) 小1
・クミンシード 小1/2
・コリアンダー 小1
・ターメリック 小1
・ローリエ(ホール) 1枚
(長ネギと同時投入用)
・ジンジャー 小1/2
・ガーリック 小1/2
調理開始
長ネギはみじん切り、鶏肉は両面に塩・ブラックペッパーをすり込んで食べやすい大きさにカット。
フライパンに油を引き、鶏肉を焼く。
一度肉を出し、そのまま長ネギ、ジンジャー、ガーリックを入れ炒める。
色が変わってきたら残りのスパイスを投入し、さらに炒める。
いい感じにスパイスの香りが出てきたら、カットトマトを投入。水分をある程度飛ばす。
水分が飛んだらヨーグルトと塩少々を入れ混ぜる。肉を戻し20分ほど煮込めば完成。
食べてみる
なんとかそれっぽくなった長ネギカレー。ではいただきます。
……。
なんていうか、こう、旨味が足りなくて…食感もたまねぎが無い分かわからないけど、いまいちパッとしなくて…。
まあ、一言で表せば、美味しくない。
そりゃあまあ、固形要素が肉と申し訳程度のトマトしか無いんだもの、頼りない味になりますよね…。
だが、ここで諦める私ではありません。
ブログタイトルにもあるようにセルフ人体実験をしてなんぼの人生なので。
未だ大量に残っている長ネギを前に、どうやったら美味しくいただけるかを考え、後日リベンジを決意します。
長ネギカレー・改
2日後。
改良レシピを思いついた私は、満を持して長ネギカレーに再挑戦しました。
計算上は今度こそそれなりにうまくいく…はず。
材料の変更点
基本的に材料は前回と同じですが、長ネギの使い方だけを変えました。
みじん切りにしていたものをぶつ切りにするだけ。
そのため、必然的にネギは白い部分が中心になっています。
調理開始
調理工程もあまり変わらないのですが、これも長ネギの処理を一工夫。
鶏肉を焼いた後で長ネギに火を入れる際、蒸し焼きにして水分と旨味が飛ばないようにしてみます。
で、あとはもう一回目と同じ。
全体的になんか水っぽいですが…まあ、なんとかなるでしょう。
食べてみる
器に盛ると、長ネギがこれでもかと目につきますね。これは期待大。
ではいただきます。
あっ! これは成功したかもしれない!
長ネギをぶつ切り&蒸し焼きにしたことで、旨味とジューシーさ、それに食べ応えがいい感じに残っています。
鶏肉との食べ合わせもグッド。
調理中気になっていた水っぽさも気にならず、しっかり美味しいカレーに仕上がりました。
まとめ
結論から言うと、長ネギはたまねぎの代替たり得ないが、また別のカレーとなり得る、ですね。
最初の失敗の後にいただいたアドバイスに、「たまねぎをベースに、長ネギはあくまでも具としてみては」というものがありましたが、それだとたまねぎの旨味も加わって、もっと美味しくなるかもしれません。
そっちもそのうち実験してみようと思います。
カレー道、奥深し。