人生セルフ人体実験

何をするにしても自分で試すのが一番

RO国際鯖のクライアントがEasyAntiCheat.sysのエラーで起動しなくて格闘した件

RO(ラグナロクオンライン)の国際サーバー(iRO)で、いわゆるクラシック仕様に現在の本鯖の要素を足して快適にした「Ragnarok Transcendence」(韓国鯖では「Ragnarok ZERO」)が無料で遊べるとの情報を知ったので、元RO入り浸り生活をしていた人間の琴線が刺激されてしまい、ちょっと遊んでみることにしました。

…が、起動までが一筋縄ではいかなかったので、発生したトラブルとその解決策をまとめておきます。

そもそもRagnarok Transcendenceって何

ご存じない方向けに説明しますと、本家ROはだいぶ前に新要素を追加するにあたって「R化」というシステムリニューアルが行われており、その際にゲームバランスや何やらが大幅に変わったことから、否定的な意見を持ったユーザーも少なくなかったという歴史があります。
それで今回のTranscendencdでは、「R化しなかったROをそのままブラッシュアップし続けていた世界線」のような感じで提供されるパッケージのようです。
職業とかマップの実装度合はちゃんと調べてないのでよくわかりませんが、とりあえず2次職まではあるっぽい。
現在は韓国サーバーと国際サーバーでサービス展開されています。日本には…来ないよな。癌呆だし

ユーザー登録

こちらのサイトがTranscendenceの公式サイト。
まず「REGISTER」でユーザー登録。
ユーザー情報を送信したら、メールが来るので表示されているURLを開くと登録完了します。

クライアントダウンロード・インストール

次に、ページの右上のほうにある「DOWNLOAD THE GAME NOW」から、まずダウンローダーをダウンロード。 落としたダウンローダーを開くと、今度はインストーラーがダウンロードされます。必要な容量は2GB強。
インストーラーのダウンロードが終わったら、最後にクライアントが入ります。これはすぐ終わる。

起動、しかし…

ここまでくると通常ならクライアントが普通に起動します。
ですが私の場合、突然のブルースクリーン(BSOD)が「EasyAntiCheat.sys」のエラーメッセージと共に襲来し、起動できないどころかシステムをまるっと落としてくださいました。
(ちなみにエラーコードはSYSTEM_THREAD_EXCEPTION_NOT_HANDLEDだったので、ここからでは全く見当を付けられず) これはどうしたものか、と色々試行錯誤してみた結果、なんとか起動にこぎ着けたので、以下その解決策です。

解決方法

結論から言ってしまうと、WindowsのPro版以上に入っている「Hyper-V」機能が悪さをしていたようです。
そこに至るまでの一連の流れもメモっておきます。

試したこと

まず、このへんのフォーラム記事を参考に色々やってみました。
* EasyAntiCheatをファイアーウォール対象から除外する
* EasyAntiCheatのアクセス許可をフルコントロールにする
* 新しいローカルユーザーを作ってそっちで起動してみる * クライアントを再インストールしてみる
しかし、どれも解決には至らず。
諦めかけたときに、もうひとつ別のフォーラム記事に、「Hyper-VをOFFにしろ」という文言があるのを発見。
最後の望みをかけてやってみたら…動きました。

まさかね。Hyper-Vのせいだとは思わないじゃないですか。
何なんですかね…ゲームの元が古いから最近の技術との相性が悪いとかなんでしょうかね。

ちなみに

今回試して無事起動したのは、Surface Laptop 2 (Windows 10 Pro)、グラフィックはIntel UHD 620 です。
なので、たぶんWindowsがHome(Hyper-Vが無い)なら何もしなくても動くんじゃないかなぁ…と。
あと、デスクトップのAMD機でも試してみましたが、それはそれで別のエラー(MiniDumpWriteDumpがatiumdag.dllから見つからない)が出ました。
どうやら最近のAMDのグラフィックドライバだと動かない様子です。ちくしょうめ。

問題が

さて、無事遊べるようになったはよいものの、ひとつ重大な問題がありまして、
私、仕事でHyper-V使うんですよね…Docker動かすのに。
ROを遊ぶ時だけ切るってのでもまあいいんですが、なかなか面倒なので、これは本格的にやるならゲーム用のPCが1台欲しくなるところかもしれません。
まあ、たぶんそこまでどっぷりハマりはしないと思うので、しばらくこのままやることにしますが…。