人生セルフ人体実験

何をするにしても自分で試すのが一番

無職になったので東京に引っ越してみた ~(2)行動開始編~

京進出編の第2回です。
【シリーズ一覧】

  1. 意思決定編
  2. 行動開始編 ←いまここ
  3. 東京引っ越し編
  4. 東京生活開始編

申し込む講座をどうするか

職業訓練を受けつつ、首都圏での就職を目標にして東京に進出することがほぼ固まり。
そうなるとやらなければならないことは、大きく分けると
職業訓練に申し込んで受講許可を得る
・東京での家を確保する
の2つです。

意思決定をしたのが5月末だったので、8月開講(6月上旬申し込み)だとちょっと準備期間が短すぎるのと、
メンタルの治療が問題ないとはいえもう少し様子を見たほうがいい、ということで、
このタイミングでは申請を見送ることにします。
なお、雇用保険受給者が公共職業訓練を受けると、受講中は修了まで延長して給付を受けられるのですが、
管轄の職業安定所長から受講指示を受ける必要があり、
そのためには、訓練の受講開始日の時点で雇用保険の受給日数が全体の3分の1以上残っている必要があります。
私の場合は、受給期間が90日なので残り31日以上必要で、東京の離職者等なんちゃら訓練ですと10月開講分まではセーフと判明。
(ちなみにこれは給付制限ありの人の場合で、給付制限なしなら1日以上あればいいっぽい)
なので7月上旬の9月開講講座の発表をとりあえず待つことに。

で、1ヵ月経過して9月開講講座の公開日。
早速Webでチェックしてみると…

どこ…プログラミング系講座どこ…?

まさかのプログラミング系講座の開講なし。
一応ハローワークからは、申し込んでも通らない可能性も高いので、受講可能期間ギリギリじゃなくて余裕をもって応募したほうがいいとアドバイスをもらっていたのですが、
サーバ&ネットワークはそもそもやる気がなかったし、Web系もまあある程度は既にできるしその上で3ヵ月間で身に付くことって何だ…?
ということで、なんと9月分も見送りが決定!
10月開講分に全ての望みをかけることになってしまいましたとさ。

家も探す

職業訓練のほうが一旦空振りに終わってしまったのですが、10月から受講することを前提とするのであれば、そろそろ家も見つけておかなければなりません。
5月に東京に行った時も、一応なんとなくで「このへんどうかな~?」的な場所をちょっとだけ下見はしていたのですが、並行してこっちも始めておきます。

が、それから間もなく気づいてしまった事実。

これ、無職だし貯蓄も少ないし、審査通らなくて部屋借りられなくない…?

世間は無職に厳しいのです。世の中金と信用。
さてどうしたものかな、さすがに築50年風呂なしトイレ共同の虫が出まくるボロアパートとかは嫌だな~とか考えながら、
とりあえず無職にも貸してくれそうな物件を探してはみたんですが、
そこであるものが目に留まり、

ほう、シェアハウス。そういうのもあるのか。

水回りとかそういうのを共同で使い、個室はあったりなかったりなアレです。
調べてみると、どうやら保証金さえ払えば無職でも保証人なしでも借りられる物件が結構多い模様。
しかもそこそこ綺麗で設備も整ってる所も多数。
現在自分が置かれてる状況(金なし職なし信用なし)においては、 入居条件が緩く、かつ短期契約できるので出やすい、というのは大きなメリット。
ただ、わりと神経質な自分がシェアハウスなんか住んだらそれこそ地獄なのでは?
それになんか毎晩パリピが宴をしてんじゃないのか…(偏見)とかそういう懸念点とか。 という要素を考慮した結果、
やはり背に腹は代えられん、当座の仮住まいであれば仕方あるまい、と妥協することにしました。全てのシェアハウスが交流重視ってわけではないらしいし。
(その後調べたら、やはり当地で就職活動する人とか、外国人の短期滞在での利用がかなり多いと知る) まあ調べていくうちに、シェアハウスという未知のエリアに興味が出てきたってのもあるんですけどね。
そんなわけで、早速某シェアハウス運営会社にメールを送り、7月中旬に物件の見学をする約束を取り。
ついでにもう一度東京のハロワで相談をする予定もあわせて、再び東京に飛びます。

東京(2回目)

今回もまずはハロワへ。
東京の職業訓練を受けるといっても、申し込み自体は地元でしなければならないので、
その場合の注意点などを教えてもらいます。
一番のポイントは、
東京であれば担当職員が「どういう志望動機を書けば通りやすいか」をわかっているので、そのへんの添削をしてあげられるが、
遠方だとそれができないために不利になることらしい。
そこで職員の方が提案してくれたのが、
「自分宛てにFAXで送ってもらえれば、それを見てアドバイスできる」という作戦。
Oh...アナログ。
このご時世にファクシミリが命綱になるケースに遭遇するとは。
そういうわけで、なんとか選考通過率向上手段の入手に成功しました。

次はシェアハウスの見学へ。
今回は契約面で都合が良さそうだった1社の物件に絞って、4件見せてもらいます。
とりあえず指示された駅に向かったのですが、この頃はまだ東京の交通網を全然把握できていなかったので、 何に乗るとどこを通ってどこに連れていかれるのかさっぱり分からず、電車を降りたらここはどこやねん状態。
そんな感じでも不動産屋の担当の方と無事合流して見学へ(駅から歩く)。

で、実感したのは、まあー物件は実物を見てみないと安心できない、ですね。
ネットの写真では一見すごく良さそうに見えても、
思った以上に狭いぞ! って部屋とか、ちょっと寒々しすぎないか、って雰囲気の部屋とか、
なんか昭和の狭小アパートってこんな感じだったのかな~って思ってしまうような物件とか。
(このへんは写真の撮り方でどうにでも良く見せられてしまうので、不動産屋側のテクニックといえばそれだけなんですが)
あとは共用部の設備の状態とか配置とかも。
写真を撮るときは綺麗な状態なので、そのあとで使用感が出てくるとこうなるか、ってのは実物見ないとわからないですよね。
そんな具合に3件の見学をして、ちょっとこれは期待外れだなぁ…(ちなみに本命だった物件含む)というのが正直な感想でした。
最後の1件は、当初考えていたエリアから若干外れていた(使う路線が違う)のと、そもそも予算をほんの少しですがオーバーしていたので、まあ参考程度に、と思って見学をお願いしていた物件でした。
流れが流れなので、あまり期待をせず、よくわからん駅で降りてよくわからん道を案内され物件へ。
すると。

うーん? 意外と悪くないぞ? というか他の3件に比べると圧倒的に良い。
築浅で共有設備の数が部屋数に対して多く、個室のロックもナンバー式(他の3件のうち2件は針金だった)。
更に各個室に冷蔵庫が備え付けという贅沢な仕様。
下調べ中、よくあるトラブルとして「共用冷蔵庫に入ってるものなら、部屋番とか名前を書いてあるものでも平気で食べる奴がいる」ってのを見てたので、
この点を気にしなくて良いのは大きなメリットです。
共有設備の充実も、例えばトイレとか洗濯機とかの順番待ちが発生しなさそうでいいな~と。
よって、選ぶならここかな? となり、無事予算オーバーがほぼ決定しました(まあ1000円だったんですが、安いに越したことはなかったのでちょっと…)。

申し込み(×2)

地元に戻って一週間ほど経って。
まずはシェアハウスの契約を申し込みました。
もう一回現地まで行く必要があるかなと思っていたのですが、郵送で契約できるということで、そちらを選択。
これで10月からの職業訓練が受けられなかったら、その時はその時で次の手を考える、ということに…。
今思うと、全体の中でこれが一番ハイリスクな行動だったかもしれません。

7月30日。
10月開講の職業訓練の内容が発表されました。
この回は、3ヵ月に加えて6ヵ月のコースも開講されます。
先月分を見送ったのはこれも理由の一つ。単純に期間が長いほうがたくさん勉強できますしね。
早速見てみると、ありましたありました!
これまでの開講実績を考えると、6ヵ月コースがある月はほぼ間違いなくプログラミング系の科目があったので、予想的中。
というわけで早速、「Androidアプリ開発科」に申し込むことに。
先述の通り、志望動機を書いて東京のハロワにFAXを送信。
すると数日後に電話がかかってきまして、

「ほぼこのままで大丈夫です、一箇所だけ言い回しを変えれば」

あっ、はい。
なんかもっとがっつり直されると思っていたのですけど…。
(この点は友人が前に使った文章をサンプルとしてくれていたので、それに助けられた部分が大きかった)
何にせよ準備は整ったので、地元のハローワークへいざ提出。
ちなみに申し込みの際には第二希望まで設定できるのですが、正直Androidアプリ開発科(6ヵ月)以外は受ける気が無かったので(なんちゅう横柄な)、
第一希望だけで出しました。
(第二希望がある、って理由でそっちに回されてしまうリスクも考慮したりしたんですけどね)
地元のハロワの職員の方も手続きのやり方をあんまりよくわかってなかったっぽいのは仕方あるまい。
ちゃんと申し込みできるかな…? と、若干の不安を覚えつつも、9月上旬の発表を待つことになりました。

その3(東京引っ越し編)に続きます。